2009年6月2日の開港記念日にオープンした象の鼻パークにある「明後日朝顔灯台」。
6月2日の時点ではまだ双葉の状態。
花が咲くのは、8月の初め頃になるだろうか。
9月中旬には実になって、9月27日の閉会の頃には種が出来る計算だ。

横浜開国博のテーマは、「種」。横浜で育った7つの種が未来を輝かせるというもの。

『マスコットキャラクターの「たねまる」は、横浜開港資料館の中庭にある「タマクスの木」の精。
150年前、日本が開国・開港した時から、ずっと日本を見守ってきました。
次の150年に向けて、新しい「チカラのたね」を乗せ、アジアへ、世界へ向けて2009年「出航」します。』
Y150ホームページ「たねまる」紹介欄より引用)


6月2日。公開初日。双葉の状態だ。
ちょうど、横浜大さん橋に「ふじ丸」が入港してきた。

6月16日。本葉が展開してきた。

7月6日。ツルがだいぶ伸びて、灯室の下の踊場に届こうとしている。
今日は小雨が降っていた為か、葉っぱの色が鮮やかだ。

7月23日。今日も雨。
かなり成長したツルは踊場の下の窪みにぶつかって、そこに溜まってしまっている。

1本の「ど根性ツル」が横から抜け出して灯室に向かっていた。

もうすぐ咲くであろう蕾が2つ3つ。
まだ小さい蕾はいっぱい出来ていた。赤い花が1つ、雨に打たれて萎れていた。

7月25日(土)7:55
やっぱり、朝顔は朝早くでないと萎れてしまう。
今日は2つ花が咲いていた。
後ろに見えるのは横浜税関本関庁舎。この塔は「クイーンの塔」と言われ、神奈川県庁の「キングの塔」、横浜市開港記念会館の「ジャックの塔」と共に「横浜3塔」と呼ばれて親しまれている。

7月28日(火)9:50
今日は10個くらいの花が咲いていたが、10時頃だと萎れてしまうのか?
右側の建物は「キングの塔」こと神奈川県庁本庁舎。

神奈川県庁は、高層ビルの新庁舎がすぐ横に出来ているが、この本庁舎は今でも県庁として機能している。
県庁は、1923年(大正12年)の関東大震災で焼失してしまった為、1928年(昭和3年)に再建されたものだが、入り口の銘板は歴史を感じさせる。

8月3日(月) 9:30
左側「キングの塔」と右側「クイーンの塔」を一緒に撮ってみました。
「ジャックの塔」が灯台の後ろあたりに有るのですが、ビルの陰になって見えません。
100m程左へ移動すると3つの塔が見られる場所があります。

今日は朝9時に「飛鳥II」が入港していました。
日の当たる側は花が咲いていますが、北側は1つも咲いていません。

8月15日(土) 7:11
思ったほど咲いていない。萎れてしまわないうちにと、朝早く来たのになんだか寂しい。
新しく灯台が10基増えていた。「灯台アートワーク」の作品だ。一般公募から選ばれた10点が8月5日から11日の製作期間に現地で作成されたもの。
これらについては別ページで・・・

8月28日(金) 6:40
今日は大さん橋に日本一周クルーズ中の「ぱしふぃっくびーなす」が停泊していた。
昨夜着岸して、今日の12時に出航。

花は、すでに萎れてしまったものや、これから咲く蕾などさまざまだ。

9月7日(月) 18:45 
夜の明後日朝顔灯台。花は全部しぼんでいます。

9月12日 (土曜日) 7:30
明後日朝顔灯台の周りに出来た灯台アートワークの作品たちと一緒に。

灯室を囲んで踊場にはヨコハマブルーの朝顔が並んで咲いていた。

「ヨコハマブルー」というのは本来は、1989年に横浜市制施行百周年を記念し「横濱 増田窯」の先代・増田博が独自に西洋絵具で調合・開発したブルーで、1200度以上の高温でしか発色しない焼き物独特の深みある紺色を指すという。西洋の鮮やかな青色「コバルトブルー」と、日本の伝統的なあい色「呉須(ごす)」を混ぜ合わせて作り出した。

朝顔灯台の花は、鮮やかな青の周りに、波頭を思わせる白い縁取りがあるものが多い。
日比野克彦アートプロデューサーが、横浜をイメージして選んだ物なのだろうと想像する。

このように綺麗な水色の花もある。

灯台の下の方では、すでに種になる準備が進められていた。

9月24日 木曜日 11:35
Y150もあと4日。すでに落ちてしまった種も多く、種たちは新しい人のつながりを求めて出航の準備を進めている。

今日大さん橋に停泊している船は、「THE WORLD」(左)と「にっぽん丸」(右)。
種たちも、ヨコハマからにっぽんへ、そして世界(WORLD)へと旅立っていくことだろう。

なんだか、夏休みの自由研究みたいだったな (^o^)/
本日9月24日をもって、「朝顔きまぐれ観察日記」を終了します。

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